
Cost of Stem Cell Therapy
「幹細胞治療は、なぜこんなに高いのか」——費用のご相談で、いちばん多くいただく質問です。
この記事では、当院の院長と培養士が動画で解説した内容をもとに、費用が何にかかっているのかを工程ごとに分けてご説明します。金額の妥当性を主張するためではなく、内訳をご自身で判断していただくための記事です。
結論:費用の大半は「細胞をつくる工程」にかかっています
幹細胞治療の費用は、診察や点滴という行為にかかっているのではありません。その前段にある、細胞をつくり、状態を確認し、保ち続ける工程にかかっています。
- 1
- 院内CPC(細胞培養加工施設)の維持
- 2
- 細胞の「素材」を見極める工程
- 3
- 自己血清を用いた培養
- 4
- 品質検査
- 5
- 保管と輸送の管理
※ 上記は費用の内訳を工程で整理したものであり、効果を示すものではありません。
費用の内訳を分解すると
1. 院内CPC(細胞培養加工施設)の維持
清浄度ISO-7相当の培養環境を院内に持ち、設備・記録・清浄度を継続的に管理しています。壁の外側や天井の内部まで空調を通す構造で、24時間止めることができません。
2. 細胞の「素材」を見極める工程
細胞の状態は遺伝的な要因だけでなく、生活習慣や食生活の影響も受けると考えられています。採取した細胞がどのような状態かを確認する工程にも手間がかかります。
3. 自己血清を用いた培養
無血清培地ではなく、患者様ご自身の血清を用いて培養しています。工程は複雑になりますが、より自然に近い環境で培養することを目指した方法です。
4. 品質検査
エンドトキシン検査・マイコプラズマ検査などを行い、項目によっては外部機関にも検査を委託しています。投与前に細胞数・生存率・無菌性を確認します。
5. 保管と輸送の管理
細胞は保管条件が変わると状態に影響します。温度と電源を維持し続ける必要があり、この管理を止めることができません。
なぜ外部に委託しないのか
細胞の培養を外部の施設に委託すれば、施設を持たない分だけ費用は下がります。それでも当院が院内にCPCを設けているのは、工程を自分たちで把握するためです。
院長の説明
院長は動画のなかで、「外部に頼むと、どのような状態のものが来るかがわからない」という点を挙げています。どのような細胞を、どのような方法でつくりたいのか——その考えを実現するには自院に培養室が必要だった、という説明です。
当院では、採取から培養・品質確認・投与までを院内で管理し、冷凍保存を行わない運用を採っています。
「安いクリニック」との違いは何なのか
この点について、院長は動画のなかで慎重な言い方をしています。他院がどのような体制で行っているかは、外からはわからないためです。
言えるのは、費用の差が生まれる要素が実際に存在するということです。培養を院内で行うか外部に委託するか、培養に何を用いるか、品質検査をどこまで行うか、保管をどう管理するか。これらは治療のあとから確認できるものではありません。
ですので、費用を比較される際は、金額だけでなく「その金額で何をしているのか」を各クリニックにご確認いただくことをおすすめします。当院についてのご質問には、初診カウンセリングでお答えします。
当院の費用
項目ごとの費用は次のとおりです。すべて税込・自由診療(保険適用外)です。
| 項目 | 料金(税込) | 方法 |
|---|---|---|
| 初診カウンセリング | 5,500円 | 来院・オンライン共通 |
| 脂肪採取+細胞培養 | 220,000円 | 来院必須/培養に4〜6週間 |
| 幹細胞点滴投与(1回目) | 1,980,000円 | 来院必須 |
| 幹細胞点滴投与(2回目以降) | 1,650,000円 | 来院必須 |
| 幹細胞培養上清液(1バイアル〜) | 55,000円〜 | 点滴・点鼻・吸入 |
※ 上記は項目ごとの費用です。必要な投与回数は治療計画によって異なるため、確定した総額は初診カウンセリングで、内訳とあわせて事前にお伝えします。ご説明の前に費用が発生することはありません。最新の料金は料金・費用一覧をご覧ください。
それでも費用に迷われる方へ
金額だけで判断できる治療ではありません。「自分の症状にこの費用をかける価値があるのか」「もっと負担の少ない選択肢はないのか」——そうした疑問は、そのまま医師にお尋ねください。
費用を抑えたい場合の選択肢
幹細胞培養上清液は、脂肪採取と細胞培養の工程が不要なぶん、費用と身体的なご負担を抑えやすい方法です。1バイアル55,000円〜(別途 手技料11,000円)で、点滴・点鼻・吸入があります。まず上清液からご相談いただき、経過を見ながら幹細胞治療を検討される方もいらっしゃいます。
適応がないと判断することもあります
診察の結果、医学的に適応がないと判断した場合には、治療をおすすめしないことがあります。初診でお伝えするのは、適応の有無・期待できること・できないこと・確定した費用です。この段階で治療をお決めいただく必要はありません。
参考にした公的情報
本記事の制度に関する記載は、次の公的情報を参照しています。いずれも外部サイトが開きます。
- 厚生労働省「再生医療について」再生医療等安全性確保法の概要と、国の制度についての公式情報。
- 国税庁 タックスアンサー「医療費控除の対象となる医療費」医療費控除の対象範囲についての公式情報。
よくあるご質問
なぜクリニックによって価格が違うのですか?
院内で培養することに、どのような意味がありますか?
自己血清を使うのはなぜですか?
どのような検査をしているのですか?
結局、総額はいくらになりますか?
費用を抑えられる選択肢はありますか?
分割払いや医療費控除は使えますか?
動画でも解説しています
この記事の内容は、当院院長と培養士が対談形式で解説した動画をもとに構成しています(約7分)。
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費用のご質問だけでも、お気軽にどうぞ
お見積りだけでも構いません。その場でお決めいただく必要はありません。
適応がないと判断した場合は、その旨をお伝えします。
最終確認日:2026-08-12
※ 本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、診断・治療方針を示すものではありません。
※ 当院の再生医療・幹細胞培養上清液治療はすべて自由診療(保険適用外)です。表示はすべて税込です。
※ 費用は投与量・本数・回数・治療内容により変動します。確定した費用は診察でご説明します。
※ 効果には個人差があり、疾患の治癒や症状の改善を保証するものではありません。
※ 適応・限界・リスクについては、診察および検査結果をふまえて医師が個別に判断します。