
How to Choose Your Doctor
「幹細胞治療に興味はあるけれど、どの先生に相談すればいいかわからない」
再生医療は保険診療と違い、治療内容も細胞の培養方法も費用も、医療機関によって差があります。「有名だから」「安いから」では判断材料になりません。
この記事では、医師の選び方を3つの基準に整理し、そのうえで当院がそれぞれにどう答えているかをお示しします。
幹細胞治療の医師は何を基準に選べばよいですか
幹細胞治療の医師の選び方の基準は、適応を判断できるか・培養環境を説明できるか・限界まで話すか、の3点です。治療の知識量よりも、この3つに答えられるかどうかが判断材料になります。
再生医療は「どこで受けても同じ」治療ではありません。細胞をどこで培養するか、どこまで説明するかは医療機関ごとに異なります。以下、1つずつご説明します。
基準1 全身を診たうえで適応を判断できるか
「幹細胞治療ができるか」ではなく「その方に幹細胞治療を行う意味があるか」を判断できる医師かどうかです。
幹細胞治療を希望される方の多くは、慢性的な痛み、加齢に伴う変化、これまでの治療で十分な変化を感じられなかった症状など、背景がさまざまです。既往歴・現在受けている治療・服用中の薬まで含めて確認しなければ、そもそも適しているかを判断できません。
初診で「幹細胞治療の説明」から始まる場合は、まず今の状態を確認してほしいとお伝えになってよいと思います。
基準2 細胞がどこで、どう培養されているか答えられるか
採取した組織は、CPC(細胞培養加工施設)で分離・培養されます。院内に設置している医療機関もあれば、外部の施設へ委託している医療機関もあります。
どちらが良い・悪いということではありません。確認したいのは、次の3つに答えてもらえるかどうかです。
- どこで培養しているのか(院内か、外部委託か。外部ならどこか)
- どのような環境で管理されているのか
- 投与前にどのような品質確認をしているのか
細胞は生きた材料です。どこで培養され、どう運ばれ、どう保存されたかによって状態は影響を受けます。工程を誰が把握しているかが問われます。
基準3 治療の限界まで説明してくれるか
幹細胞治療は、すべての症状に効果が保証されている治療ではありません。同じ治療でも、身体の状態・年齢・疾患によって経過には個人差があります。
良い面だけを説明されたときは、次の3点をお尋ねになってください。
- どこまで期待できるのか
- 現時点では何がわかっていないのか
- どのようなリスクがあるのか
診察の結果、適応がなければ「今回は治療をしない」という選択肢まで提示されるかも判断材料になります。
※参考:厚生労働省「医療広告ガイドライン」。効果を保証する表現は認められていません。

当院の場合はどうか
3つの基準に、当院がどう答えているかをお示しします。
治療ありきで診察を始めません
まず現在のお悩み・治療歴・既往歴を確認し、そのうえで再生医療が選択肢になるかを考えます。幹細胞治療をご希望で来院された場合でも、適応がないと判断すればおすすめしません。標準治療を中断して本治療のみを希望される場合も、おすすめしないことがあります。
院内にCPCを設置しています
脂肪採取から分離・培養・品質確認・投与までを院内で一貫して行い、外部への搬送を挟みません。ISO-7相当のクリーンルームで、細胞数・生存率に加え、無菌性・エンドトキシン・マイコプラズマの確認を行っています。細胞加工施設確認番号はFC3230067です。
期待できることと、わからないことを分けて話します
再生医療は現在も研究が続く分野です。「必ず良くなる」という治療ではありません。何を目指すのか、どのようなリスクがあるのか、総額でいくらかかるのか。そこまで理解いただいたうえで、ご自身で選んでいただきます。

なお、採取した細胞は6株に分けて院内で保管し、投与ごとに培養します。複数回の投与が必要になった場合でも、そのたびに脂肪を採取する必要がないことがあります。実際の回数は症状と治療内容により、診察で個別に判断します。
院長 野口 淳について
大学病院での診療、内科・ICU、在宅医療を経て、現在は再生医療を中心に診療しています。大学病院勤務後に24時間体制の在宅医療専門クリニックを立ち上げ、500名を超える患者さまを担当してきました。2021年5月、東京・代々木にグレイスアースクリニックを開院しています。
- 氏名
- 野口 淳(のぐち じゅん)
- 役職
- グレイスアースクリニック 院長/医療法人社団慧愛会 理事長
- 専門分野
- 再生医療・幹細胞治療・培養上清液治療・在宅医療
- 学歴・経歴
- 帝京大学医学部 卒業/久留米大学病院 耳鼻咽喉科/帝京大学医学部附属病院 内科・ICU/在宅医療専門クリニック 立ち上げ・運営/グレイスアースクリニック 開院(2021年5月)
- 所属
- 一般社団法人 再生因子研究会 代表理事/日本再生医療学会
- 届出
- 細胞加工施設確認番号 FC3230067/再生医療等提供計画 PB3230270・PB32240141
再生医療に取り組む背景には、大学病院と在宅医療で多くの患者さまと向き合ってきた経験があります。病気そのものは治療できても、以前と同じ生活に戻れない。検査上は大きな問題がなくても、本人は不調を感じている。従来の医療だけでは応えきれない悩みに対する選択肢のひとつとして、再生医療に取り組んでいます。
在宅医療では、検査結果や病名だけでなく、その方が日常生活で何に困っているか、これからどう過ごしたいかまで考える必要がありました。その経験が、いまの診療につながっています。
経歴の詳細と院長の言葉は院長紹介にまとめています。
受ける前に確認しておきたいこと
当院で提供する再生医療は、すべて自由診療(保険適用外)です。費用は全額自己負担となり、同一日に保険診療と併用することはできません。治療を受ければ必ず症状が変化するものではなく、経過には個人差があります。
初診までに、次の5点を確認できる状態にしておくと判断しやすくなります。
- 自分の症状が治療の対象になるのか
- どのような変化が期待できるのか
- どのようなリスクがあるのか
- 何回程度の治療を想定しているのか
- 総額でどの程度の費用がかかるのか

治療を急いで決める必要はありません。説明を聞いたうえで、ご自身が納得できるかを考えることが大切です。
参考にした公的情報
- 厚生労働省「再生医療について」再生医療等安全性確保法の概要と、提供計画の届出制度。
- e-Gov 法令検索「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」法律の条文。細胞培養加工施設の位置づけ。
- 厚生労働省「医療広告ガイドライン」効果保証・比較優良の表現が認められない根拠。
よくあるご質問
幹細胞治療の医師の選び方の基準は何ですか?
幹細胞治療は誰でも受けられますか?
幹細胞治療は必ず効果がありますか?
幹細胞はどこで培養していますか?
幹細胞治療の相談はオンラインでもできますか?
相談したら治療を受けなければいけませんか?
幹細胞治療は保険が使えますか?
「相談していいのかな」という段階で構いません
初診(5,500円・税込)でお伝えするのは、適応の有無・期待できること・できないこと・確定した総額の4点です。
その場でお決めいただく必要はありません。お見積りだけをお持ち帰りいただいて構いません。
医学的に適応が乏しいと判断した場合は、治療をおすすめしないこともあります。
ご希望の日時は選択式で、第2希望までお選びいただけます。お申し込みのあとで、その場で治療をお決めいただく必要はありません。
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最終確認日:2026-09-21