Chronic Fatigue
慢性疲労・倦怠感
検査では異常がないのに続く強い疲労感・倦怠感に、再生医療という選択肢があります。
Chronic Fatigue
休んでも、戻らない。
「異常なし」と言われた倦怠感に。
十分に眠ったつもりでも、朝から体が重い。以前と同じ量の仕事で、夕方には動けなくなる。病院で検査を受けても「異常はありません」と言われる——そうした段階でご相談をいただくことがあります。
当院は、原因を調べないまま点滴をおすすめすることはありません。まず除外しておきたい病態があり、そのうえで生活の土台があります。選択肢の話は、その先です。このページは、その順序を整理したものです。
- 自由診療(保険適用外)
- 効果には個人差があります
- 診断・標準治療の代替ではありません

次のような症状をともなう倦怠感は、当院へのご相談より先に、一般内科または該当する専門科を受診してください。
意図しない体重減少/続く発熱・寝汗/リンパ節の腫れ/血便・黒い便/強い息切れ・胸の痛み/急激に進む脱力。これらは別の疾患が背景にある可能性を示すサインです。当院は、そうした疾患の診断・治療を行う医療機関ではありません。

慢性疲労・倦怠感とは
疲労そのものは、体を守るための正常な反応です。問題になるのは、休んでも回復しない状態が続く場合です。一過性の疲労と慢性の疲労は、分けて考える必要があります。
| 一過性の疲労 | 慢性の疲労 | |
|---|---|---|
| きっかけ | はっきりしている(残業・運動・寝不足) | はっきりしないことが多い |
| 休息の効果 | 寝れば戻る | 寝ても戻りきらない |
| 続く期間 | 数日以内 | 数週間〜数か月以上 |
| 日常への影響 | 一時的 | 仕事量・外出・家事の範囲が狭くなる |
「気力の問題」「年齢のせい」と説明されてきた方が少なくありません。ただし、続く倦怠感の背景に治療可能な病態が隠れていることもあります。まず確認すべきはそこです。
まず除外しておきたい病態
倦怠感を起こす病態には、検査で見つかり、標準治療で改善が期待できるものがあります。これらを確認しないまま自由診療に進むことは、当院ではおすすめしていません。

| 確認したい病態 | どこで・どう調べるか |
|---|---|
| 貧血 | 一般内科の血液検査。月経や消化管からの出血が背景のこともあります。 |
| 甲状腺機能の異常 | 血液検査(TSH・FT4など)。倦怠感・むくみ・寒がりを伴うことがあります。 |
| 睡眠時無呼吸症候群 | 睡眠外来・呼吸器内科。いびき・日中の強い眠気があれば優先度が上がります。 |
| うつ・適応障害 | 精神科・心療内科。意欲の低下や興味の減退が前に出る場合があります。 |
| 薬剤の影響 | 降圧薬・抗ヒスタミン薬・睡眠薬など。処方元にご相談ください。 |
| 糖尿病・肝腎機能の異常 | 一般内科の血液検査。健診結果があればお持ちください。 |
「まず、治せるものが隠れていないかを確認します。そこを飛ばして点滴をしても、順番が違います。」
グレイスアースクリニック 院長 野口 淳初診でこれらの評価が済んでいない場合は、先に一般内科の受診をおすすめすることがあります。健診結果・血液検査の結果をお持ちいただけると、ご相談がスムーズです。
「異常なし」と言われる理由
検査で異常がないことは、「病気ではない」という意味であって、「つらさがない」という意味ではありません。一般的な検査項目には出にくい要素があると考えられています。

- 細胞のエネルギー産生体を動かすエネルギーは細胞内でつくられます。この効率が落ちた状態は、通常の血液検査の項目には表れにくいと考えられています。
- 自律神経のはたらき休息と活動の切り替えを担います。切り替えがうまくいかないと、休んでいるつもりでも回復しにくくなります。
- 慢性的な弱い炎症数値としては基準値内でも、弱い炎症が続いている状態が指摘されることがあります。加齢や生活習慣との関連が研究されています。
ここは「わかっていないこと」も多い領域です
上記はいずれも研究段階の考え方で、検査で確定できるものではなく、治療によって改善することが証明されているものでもありません。断定的な説明をする医療機関があれば、根拠をお尋ねになることをおすすめします。
土台になるのは生活です
遠回りに見えても、睡眠・運動・栄養の立て直しが最も確実です。当院にご相談いただいた場合も、ここを飛ばして治療の話をすることはありません。

| 整えたいこと | 目安 |
|---|---|
| 睡眠 | 時間だけでなく質も。いびき・日中の強い眠気があれば睡眠時無呼吸の評価を優先します。 |
| 運動 | 強い運動は逆効果になることがあります。まずは歩行など軽い有酸素運動から。 |
| 栄養 | 極端な糖質制限・欠食は倦怠感を強めることがあります。鉄・ビタミンDの不足は血液検査で確認できます。 |
| ストレス | 休息が取れない状況が続いていないか。環境側の調整が必要なこともあります。 |
再生医療は、これらの代わりにはなりません。ご相談いただいた場合も、通院中の治療や服薬を減らす・中止するようお伝えすることはありません。
当院で検討される選択肢
除外すべき病態を確認し、生活の土台を整えたうえで、なお倦怠感が続く場合にご相談いただいています。いずれも自由診療で、効果を保証するものではありません。

| 方法 | 位置づけ | ご負担 |
|---|---|---|
| 幹細胞培養上清液 点滴 | 全身に届けたい場合に検討します。まず試すならこの方法が中心です。 | 1回あたり/通院が必要 |
| 幹細胞培養上清液 吸入 | 息切れ・呼吸のしにくさを併せてお持ちの場合に検討します。ご自宅で継続できます。 | 機器のご用意が必要 |
| 幹細胞治療(点滴) | ご自身の脂肪から採取・培養した幹細胞を用います。費用と期間の負担が大きい方法です。 | 採取から投与まで約4〜6週間 |
どれを選ぶかは、症状の中心がどこにあるか、通院がどの程度可能か、ご予算をふまえて診察で決めます。ご希望があっても、適応がないと判断した場合はその旨をお伝えします。
お約束できないこと
- 倦怠感がなくなること変化の程度には個人差があり、変化を感じない方もいらっしゃいます。
- 原因の特定本治療は原因を突き止めるものではありません。検査で原因が判明した場合は、その治療が優先されます。
- 効果が続く期間一定の期間を保証するものではありません。
- 他院との比較他の医療機関より優れているという説明は行いません。
強い倦怠感が急に出た場合、体重が減っている場合、発熱が続く場合は、自由診療の検討より先に一般内科の受診を優先してください。
ご相談から治療までの流れ
- ご相談(無料)LINE・お電話・予約フォームから。いつ頃からか、どんなときにつらいか、これまでに受けた検査と結果をお聞かせください。
- 初診(対面またはオンライン)経過をうかがい、除外すべき病態の評価状況を確認します。未評価の項目があれば、先に一般内科の受診をおすすめすることがあります。
- 適応の判断とご説明検討できる方法、期待できること・できないこと、費用を書面でお示しします。この時点でお断りいただいて構いません。
- 治療上清液の点滴・吸入は当日から可能です。幹細胞治療は脂肪採取から投与まで約4〜6週間かかります。
- 経過のご確認変化の有無をうかがい、続けるかどうかを一緒に判断します。続ける前提ではありません。
費用
表示はすべて税込です。自由診療のため公的医療保険は適用されません。確定した金額は、診察で治療計画とあわせて書面でお示しします。
| 項目 | 費用(税込) |
|---|---|
| 初診料 | 5,500円(オンライン診療も同額) |
| 幹細胞培養上清液(点滴・点鼻・吸入) | 各 55,000円〜(別途 手技料 11,000円) |
| 幹細胞治療 脂肪採取+細胞培養 | 220,000円(初回のみ) |
| 幹細胞治療 点滴投与 1回目 | 1,980,000円 |
| 幹細胞治療 点滴投与 2回目以降 | 1,650,000円 |
| 幹細胞治療 初回ワンクール(点滴2回) | 3,850,000円(初診料を含めた総額 3,855,500円) |
まず幹細胞培養上清液の点滴から検討される方が多い症状です。金額にご納得いただけない場合、治療を進める必要はありません。
よくあるご質問
検査を受けていませんが、相談できますか。
ご相談いただけます。ただし診察のうえで、先に一般内科での血液検査などをおすすめする場合があります。倦怠感の背景に治療可能な病態が隠れていることがあるためです。
1回で変化を感じますか。
お約束できません。変化の感じ方には個人差があり、変化を感じない方もいらっしゃいます。回数を重ねることを前提とした説明もしていません。
慢性疲労症候群(ME/CFS)と診断されています。
診断をお持ちの場合も、ご相談を受けています。ただし本治療はME/CFSに対する承認された治療ではありません。現在の通院・治療を続けたうえでの選択肢としてご説明します。
通院中の薬をやめる必要はありますか。
ありません。自己判断での中止はしないでください。服用中のお薬は診察時にすべてお知らせください。
オンライン診療だけで完結しますか。
初診のご相談はオンラインでも可能です。点滴・吸入・幹細胞治療は来院が必要です。オンラインでできることとできないことは、初診でご説明します。
どのくらいの間隔で通いますか。
症状と選択した方法によります。間隔を決めてから始めるのではなく、1回ごとに続けるかどうかを判断していただく形をとっています。
家族が本人の代わりに相談できますか。
できます。ご本人の経過をお聞かせください。ただし適応の判断には、ご本人の診察が必要です。
自由診療に関する重要事項
- 自由診療本治療は自由診療です。公的医療保険は適用されません。
- 未承認医薬品等であること本治療で用いる幹細胞培養上清液は、医薬品医療機器等法上の承認を受けた医薬品ではありません。国の審査によって有効性・安全性が確認されたものではない、という意味です。
- 入手経路当院の院内CPC(細胞培養加工施設)において製造した自院製剤を使用しています。医師の個人輸入によるものではありません。エンドトキシン検査・マイコプラズマ検査などの品質検査を行ったうえで提供しています。
- 国内の承認医薬品等の有無本治療と同一の成分・目的で国内において承認された医薬品はありません。
- 諸外国における安全性等製剤・入手経路・管理体制により異なるため、診察時に個別にご説明します。重大な副作用情報が確認されていない場合でも、すべてのリスクが否定されるものではありません。
- 救済制度未承認医薬品等を用いた自由診療は、医薬品副作用被害救済制度等の対象外となる場合があります。
- 届出再生医療等提供計画番号:PB3230270・PB32240141/細胞培養加工施設番号(CPC):FC3230067
行き場がないと感じている方へ
「何科に行けばよいかわからない」「検査で異常なしと言われて行き場がない」。どの段階のご相談でも構いません。もし当院でお力になれないと判断した場合も、その理由をきちんとご説明します。
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「自分の症状に再生医療は合うのか」「費用はどのくらいか」——どんな疑問でも構いません。医師が適応・リスク・費用まで誠実にお答えします。
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