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慢性腰痛

Chronic Low Back Pain

画像では「加齢による変化」。
それでも、痛みは続いている方へ。

レントゲンやMRIを撮って、「年相応の変性ですね」と言われた。湿布と痛み止めで様子を見ているが、3か月たっても変わらない。原因がはっきりしないまま、付き合い方だけを求められている——そうした段階でご相談をいただくことがあります。

腰痛は、画像所見と痛みが一致しないことが多い症状です。このページでは、何を先に確かめるべきか、土台は何か、そして再生医療がどこに位置づけられるのかを整理します。

  • 自由診療(保険適用外)
  • 効果には個人差があります
  • 運動療法の代替ではありません
デスクワークの合間に腰に手を当てて姿勢を伸ばす方の様子
「加齢のせい」で止まらずに、いま何が起きているかを分けて考えます。

次の症状がある場合は、当院へのご相談ではなく、ただちに整形外科または救急外来を受診してください。

尿が出にくい・漏れる/便の失禁/股や肛門まわりのしびれ(馬尾症候群のサイン)/進行する脚の脱力/発熱をともなう腰痛/安静にしていても夜間に強くなる痛み/がんの既往がある/転倒・事故のあとから続く痛み/原因のない体重減少。

とくに排尿・排便の障害としびれが同時にある場合は、緊急の手術が必要になることがあります。時間の経過とともに回復が難しくなるため、迷った場合も早めに受診してください。

腰痛で緊急受診が必要となるサイン(排尿排便の障害・進行する脚の脱力・発熱・夜間痛・がんの既往・外傷後・体重減少)を示した図解
当てはまる場合は、再生医療の検討より先に受診してください。

慢性腰痛とは

3か月以上続く腰の痛みを指します。ここで押さえておきたいのは、腰痛のおよそ8割以上は、原因を1つに特定しきれない「非特異的腰痛」とされていることです。

腰痛のうち原因を特定できる特異的腰痛と、特定しきれない非特異的腰痛の割合を示した図解
「原因不明」は珍しいことではなく、腰痛ではむしろ多数派です。

画像で椎間板の変性やすべりが見つかっても、それが痛みの原因とは限りません。同じ所見があっても痛みのない方は大勢います。逆に、画像が正常でも強い痛みが続くことがあります。

これは「気のせい」という意味ではありません。画像に写るもの以外の要素が関わっているという意味です。だからこそ、原因を1つに決めつけるより、関わっていそうな要素を分けて考えるほうが現実的です。

原因を分けて考える

腰痛に関わる要素は、大きく4つに分けて考えられます。ひとつだけということは少なく、重なっていることがほとんどです。

腰痛に関わる4つの要素(椎間板・椎間関節や筋膜・神経の圧迫・動かないことやストレス)を分けて示した図解
どれが主役かで、優先すべき対応が変わります。
要素特徴まず優先すること
椎間板前かがみ・座り続けでつらい。朝に強いことがあります。姿勢と動作の見直し。運動療法。
椎間関節・筋膜反らすとつらい。同じ姿勢のあとに動き出すと痛みます。運動療法。整形外科でのブロック注射が検討されることもあります。
神経の圧迫脚のしびれ・痛み・歩くと出て休むと楽になる(間欠跛行)。整形外科での原因特定が最優先。脊柱管狭窄症・椎間板ヘルニアなど。
動かないこと・ストレス痛みへの不安から動かなくなり、さらに硬くなる悪循環。安静にしすぎないこと。生活の立て直し。

土台は「動くこと」です

腰痛の考え方は、この20〜30年で大きく変わりました。かつて基本とされた「安静」は、慢性腰痛ではむしろ回復を遅らせると考えられるようになっています。

活動を続けること・運動療法・姿勢と生活の見直しが土台にあり、その上に選択肢として再生医療が位置づけられることを示した図解
土台があってはじめて、選択肢の話になります。順番が逆になることはありません。
続けていただきたいことなぜ必要か
日常の活動を止めない痛みの範囲で構いません。動かない期間が続くと筋力と柔軟性が落ち、痛みが長引きやすくなります。
運動療法慢性腰痛でもっとも根拠が積み重なっている対応です。種類より継続が重要とされています。理学療法士の指導があると安心です。
姿勢と作業環境の見直し座り続ける時間を区切る、椅子と机の高さを合わせる。同じ姿勢を続けないことが要点です。
整形外科の定期受診症状の変化を診てもらうことが判断の土台になります。当院での治療をご検討の場合も、主治医とご相談のうえでお越しください。

再生医療は、これらの代わりにはなりません。ご相談いただいた場合も、運動療法や通院中の治療を減らす・中止するようお伝えすることはありません。

脚のしびれ・痛みがある場合

腰だけでなく脚にしびれや痛みが出ている場合は、扱いが変わります。神経が圧迫されている可能性があり、原因の特定が先です。

  • 脊柱管狭窄症歩くとしびれ・痛みが出て、休むと楽になる(間欠跛行)。前かがみで楽になるのが特徴です。
  • 椎間板ヘルニア片脚に走るような痛み。せき・くしゃみで響くことがあります。
  • 坐骨神経痛症状の名前であって、診断名ではありません。原因は複数ありえます。

進行する脚の脱力、排尿・排便の障害をともなう場合は緊急です。当院へのご相談ではなく、ただちに整形外科または救急外来を受診してください。

これらの診断がついている場合も、ご相談は受けています。ただし圧迫そのものを取り除く治療ではありません。手術の適応がある方に、それを避けるための代替として当院の治療をおすすめすることはありません。

当院で検討される選択肢

緊急のサインがないことを確認し、運動療法を続けたうえで、なお痛みが続く場合にご相談いただいています。いずれも自由診療で、効果を保証するものではありません。

慢性腰痛で検討される投与方法(幹細胞培養上清液の点滴、幹細胞治療の点滴・局所投与)と位置づけを示した図解
痛みの範囲が腰に限られるか、全身に及ぶかで変わります。
方法位置づけご負担
幹細胞培養上清液 点滴まず試す場合の選択肢です。細胞そのものは含みません。1回あたり/通院が必要
幹細胞治療(点滴)腰だけでなく複数の部位や全身の不調を併せてお持ちの場合に検討します。採取から投与まで約4〜6週間
幹細胞治療(脊椎周囲への局所投与)部位を絞って届けたい場合に検討します。適応は診察で個別に判断します。同上

どれを選ぶかは、症状の範囲、神経症状の有無、ご予算をふまえて診察で決めます。ご希望があっても、適応がないと判断した場合はその旨をお伝えします。

お約束できないこと

  • 痛みがなくなること変化の程度には個人差があり、変化を感じない方もいらっしゃいます。
  • 変性した椎間板が元に戻ることすり減り・変性がもとの状態に戻ることをお約束できる治療ではありません。
  • 神経の圧迫が取れること骨や靭帯による圧迫を物理的に解除する治療ではありません。
  • 手術を回避できること本治療を受けたことで将来の手術が不要になる、という説明はしていません。
  • 原因の特定本治療は原因を突き止めるものではありません。

ご相談から治療までの流れ

  1. ご相談(無料)LINE・お電話・予約フォームから。いつ頃からか、脚の症状の有無、これまでに受けた検査と治療をお聞かせください。
  2. 初診(対面またはオンライン)経過をうかがい、緊急のサインがないかを確認します。画像評価がお済みでない場合や神経症状がある場合は、先に整形外科の受診をおすすめすることがあります。
  3. 適応の判断とご説明検討できる方法、期待できること・できないこと、費用を書面でお示しします。この時点でお断りいただいて構いません。
  4. 治療上清液の点滴は当日から可能です。幹細胞治療は脂肪採取から投与まで約4〜6週間かかります。
  5. 経過のご確認変化の有無をうかがい、続けるかどうかを一緒に判断します。運動療法は続けていただきます。

費用

表示はすべて税込です。自由診療のため公的医療保険は適用されません。確定した金額は、診察で治療計画とあわせて書面でお示しします。

項目費用(税込)
初診料5,500円(オンライン診療も同額)
幹細胞培養上清液 点滴55,000円〜(別途 手技料 11,000円)
幹細胞治療 脂肪採取+細胞培養220,000円(初回のみ)
幹細胞治療 点滴投与 1回目1,980,000円
幹細胞治療 点滴投与 2回目以降1,650,000円
幹細胞治療 初回ワンクール(点滴2回)3,850,000円(初診料を含めた総額 3,855,500円)
脊椎周囲への局所投与1回 1,650,000円(初診・脂肪採取・培養を含む)
確定した金額は、初診時に書面でお示しします。

金額にご納得いただけない場合、治療を進める必要はありません。見積もりだけをお持ち帰りいただくことも可能です。

よくあるご質問

画像で「異常なし」と言われました。相談できますか。

ご相談いただけます。腰痛のおよそ8割以上は原因を1つに特定しきれない「非特異的腰痛」とされており、画像に写らないことは珍しくありません。ただし脚のしびれや脱力がある場合は、先に整形外科での評価をおすすめします。

安静にしていたほうがよいですか。

慢性腰痛では、動かない期間が長くなるほど回復が遅れると考えられています。痛みの範囲で日常の活動を続けてください。ただし急に強い痛みが出た場合や、脚の症状をともなう場合は受診を優先してください。

脊柱管狭窄症と言われています。

ご相談は受けていますが、圧迫そのものを取り除く治療ではありません。手術の適応があると判断されている場合、それを避けるための代替としておすすめすることはありません。

ブロック注射や痛み止めはやめるべきですか。

やめないでください。自己判断での中止はしないでください。服用中のお薬と受けている処置は、診察時にすべてお知らせください。

1回で変化を感じますか。

お約束できません。変化の感じ方には個人差があり、変化を感じない方もいらっしゃいます。回数を重ねることを前提とした説明もしていません。

腰と一緒に膝も痛みます。

複数の部位に症状がある場合は、点滴による全身への投与を検討することがあります。診察で優先順位を含めてご相談ください。

オンライン診療だけで完結しますか。

初診のご相談はオンラインでも可能です。点滴・幹細胞治療は来院が必要です。オンラインでできることとできないことは、初診でご説明します。

自由診療に関する重要事項

  • 自由診療本治療は自由診療です。公的医療保険は適用されません。
  • 未承認医薬品等であること本治療で用いる幹細胞培養上清液は、医薬品医療機器等法上の承認を受けた医薬品ではありません。国の審査によって有効性・安全性が確認されたものではない、という意味です。
  • 入手経路当院の院内CPC(細胞培養加工施設)において製造した自院製剤を使用しています。医師の個人輸入によるものではありません。エンドトキシン検査・マイコプラズマ検査などの品質検査を行ったうえで提供しています。
  • 国内の承認医薬品等の有無本治療と同一の成分・目的で国内において承認された医薬品はありません。
  • 諸外国における安全性等製剤・入手経路・管理体制により異なるため、診察時に個別にご説明します。重大な副作用情報が確認されていない場合でも、すべてのリスクが否定されるものではありません。
  • 救済制度未承認医薬品等を用いた自由診療は、医薬品副作用被害救済制度等の対象外となる場合があります。
  • 届出再生医療等提供計画番号:PB3230270・PB32240141/細胞培養加工施設番号(CPC):FC3230067

原因がはっきりしないままの方へ

「この痛みで検討していいのか」「主治医に何を聞けばよいか」。どの段階のご相談でも構いません。もし当院でお力になれないと判断した場合も、その理由をきちんとご説明します。

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