
Insomnia and Regenerative Medicine
「不眠に幹細胞治療は効きますか」。お問い合わせでいただくご質問です。
結論からお伝えします。当院は不眠を治療の対象としていません。ご期待に沿えない回答ですが、理由を知っていただいたほうが、次にどこへ行けばよいかを判断しやすいはずです。
先に、結論をお伝えします
「不眠に幹細胞治療は効きますか」「培養上清液で眠れるようになりますか」。お問い合わせでいただくご質問です。
当院は、不眠そのものを治療の対象としていません。不眠を適応として再生医療をご案内することはありません。
ご期待に沿えない回答です。ただ、理由を知っていただいたほうが、次にどこへ行けばよいかを判断しやすいはずです。理由は3つあります。
理由1 有効性が確立していません
再生医療の研究は、対象とする病態ごとに進められています。不眠については、幹細胞治療や培養上清液の有効性を示す確立した知見がありません。
「研究されている」ことと「有効性が確かめられた」ことは別です。動物実験や少数例の報告があっても、それは治療として成立していることを意味しません。
当院がご説明できるのは、確かめられている範囲までです。それを超えた説明はいたしません。
理由2 承認された適応ではありません
当院は再生医療等安全性確保法にもとづき、厚生労働省へ再生医療等提供計画を届け出ています(PB3230270・PB32240141)。
※参考:厚生労働省「再生医療について」
ただし、届出は「この病気に効く」という承認ではありません。安全基準と手続きを満たして提供していることを示すものです。当院が届け出ている提供計画にも、不眠は含まれていません。
※参考:e-Gov 法令検索「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」

制度の違いは幹細胞治療に保険は使えるのかで詳しく整理しています。
理由3 先に確かめるべきことがあります
不眠には、検査で確かめられ、治療の対象になる病態が背景にあることがあります。
※参考:厚生労働省「睡眠対策」

これらを確かめないまま自由診療に進むと、治療できるものを見落としたまま、費用だけがかかることになりかねません。
順番が逆です。まず確かめる。それが済んでから、残ったものをどうするかを考える。当院はそのようにお伝えしています。
では、何をご相談いただけるのか
不眠は対象としていませんが、日中の倦怠感・だるさについてはご相談を承っています。
眠れないことと日中のだるさが重なっている方は少なくありません。むしろ、そちらのほうが多いほどです。
初診でお伝えするのは、次の4点です。
| お伝えすること | 内容 |
|---|---|
| 適応の有無 | 当院でご提案できる状態か。できない場合は、その理由と、どの診療科へ行けばよいかまでお伝えします。 |
| 期待できること | どの範囲までなら考えられるか。断定はいたしません。 |
| 期待できないこと | 不眠への効果を含め、お約束できない範囲を明確にします。 |
| 確定した総額 | 書面でお示しします。あとから追加される費用はありません。 |
初診は5,500円(税込)、オンライン診療でも同額です。その場でお決めいただく必要はありません。お見積りだけをお持ち帰りいただいて構いません。
当院の治療はすべて自由診療(保険適用外)です。効果の現れ方には個人差があり、変化を感じられない場合もあります。
なぜ、断る記事を書くのか
当院の院長は、帝京大学医学部を卒業後、久留米大学病院の耳鼻咽喉科、帝京大学医学部附属病院の内科とICU(集中治療室)に在籍しました。その後、24時間体制の在宅医療専門クリニックを立ち上げ、500名以上の在宅患者さまを継続して担当しています。深夜の急変対応から、長期の経過観察、お看取りまでを担当してきました。
その現場で見てきたのは、「効きます」と言われて期待し、変わらずに落胆するという繰り返しです。自由診療では、その落胆に費用がついてきます。
ですから、できないことは先に申し上げます。そのうえで、できることをご説明します。順序を逆にはしません。
※ 当院は在宅医療を行っておりません。上記は院長の経歴です。
他院で「不眠にも効く」と言われたら
再生医療を受けた方から「よく眠れるようになった」という声を聞くことがあります。これをどう受け止めるべきか、正直にお伝えします。
体調の変化には、季節・生活・期待感など多くの要素が関わります。一人の変化から治療の効果を判断することはできません。
医療広告ガイドラインにより、体験談を広告として掲載することは認められていません。当院はこの方針を守っています。
「不眠にも効く」と説明する医療機関があれば、どの研究にもとづき、どの範囲で確かめられたのかをお尋ねください。説明できるはずです。
クリニックの選び方は再生医療クリニックの選び方で整理しています。あわせてご覧ください。
参考にした公的情報
本記事の制度に関する記載は、次の公的情報を参照しています。いずれも外部サイトが開きます。
- 厚生労働省「再生医療について」再生医療等安全性確保法の概要と、国の制度についての公式情報。
- e-Gov 法令検索「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」法律の条文そのもの。届出制度の位置づけを確認できます。
- 厚生労働省「睡眠対策」不眠への対応について、国がまとめている情報。
よくあるご質問
不眠に幹細胞治療は効きますか?
培養上清液の点鼻で眠れるようになりますか?
厚生労働省に届出があるなら、不眠にも使えるのですか?
不眠と倦怠感の両方があります。相談できますか?
他院で「不眠にも効く」と説明されました。
再生医療の相談だけで帰っても構いませんか?
不眠や倦怠感の相談は、オンライン診療でもできますか?
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倦怠感については、ご相談いただけます
初診(5,500円・税込)でお伝えするのは、適応の有無・期待できること・できないこと・確定した総額の4点です。
その場でお決めいただく必要はありません。お見積りだけをお持ち帰りいただいて構いません。
この記事のとおり、不眠を対象としたご案内はいたしません。そのうえで、何ができるかをご説明します。
ご希望の日時は選択式で、第2希望までお選びいただけます。お申し込みのあとで、その場で治療をお決めいただく必要はありません。
最終確認日:2026-08-18